握力の変化に配慮した椅子・テーブル選びのポイント

高齢になると、足腰の力だけでなく、握力も徐々に弱くなっていくのが一般的です。椅子からの立ち座りが難しくなってくると、どこかにつかまって体を安定させようとしますが、握力が弱くなってくると体重をしっかりかけても倒れない家具や支えが必要になってきます。

高齢者は、毎日転倒の心配をしながら用心深く暮らしている方も少なくありません。足腰だけでなく、握力の変化に配慮した椅子やテーブルを選ぶことは、こうした高齢の方の安心にもつながります。今回は、握力の変化に配慮した椅子・テーブル選びのポイントについてご紹介します。

 

握力の変化に配慮した椅子選びのポイント

握力の低下した高齢者の椅子は、立ち座りのしやすさや安全性が重要です。ただ手を置くのではなく、しっかりと握れる肘掛けがあると、手にぐっと力を入れることができ安定性も増すでしょう。

つかみやすく握りやすい形状の肘掛けを選ぶためには、以下のポイントを押さえておく必要があります。


・太すぎず細すぎない
・角がない
・安定感がある
・ぐらついていない
・すべりにくい

握った時に、しっかり力が入るかどうかは、肘掛けの形状によっても変わってきます。椅子を選ぶ際は、実物を見て、できれば触って確かめると良いでしょう。握力が弱くなっても握りやすいように、太さや形状に工夫がされているものが理想的です。さらに、座面の高さや角度で立ち上がりのしやすさは変わってきます。体格に合う高さの椅子を選ぶことも大切です。

 

握力の変化に配慮したテーブル選びのポイント

 握力が弱くなると、肘掛けをつかむだけでは十分に体を支えきれなくなる可能性があります。また、椅子の肘掛けを支えにする場合、立ち上がりでは重心が後ろに傾きやすいため、人によっては不安感をおぼえる可能性もあります。

 この場合、テーブルに手をついて体重を預けながら立ち上がり、徐々に体をまっすぐに起こした方が安定しやすいでしょう。そのためにも、テーブルは体重をかけてもぐらつかない安定感のあるものを選び、天板の縁はつかみやすいように丸みや厚みのあるものがおすすめです。

 

握力の変化に配慮した椅子・テーブルの例

それでは、握力が変化しても立ち上がりやすい椅子やテーブルについて、実際の製品を参考にしながら見ていきましょう。

 Care-111-AC

https://rent-sadakari.com/products/care-111-ac-t

 長年にわたり、介護施設でもよく選ばれている製品です。肘おきの部分は三角グリップでしっかりと握ることができ、手のひら全体で支えることができます。握力が弱くても掴みやすい形状で力の入りやすい位置にあるため、足腰の弱くなった人や握力が低下した人も立ち座りしやすい点が特徴です。 また、木材を幾重にも重ね強力に圧着した高強度の積層合板フレームは、非常に耐久性が高く、体重をしっかりと預けることができます。

 さらに、背中から腰まで大きく支える背もたれや、底づき感のない疲れにくい座面で、体力の低下した高齢者でも起きて過ごす時間をじっくり楽しむことができます。 背もたれや座面は合成レザーで、落ち着いた上品な印象であるとともに、お手入れしやすいのも特徴。汚れても、さっと拭き取るだけできれいな状態を保つことができます。

 

 Care-TS1

https://rent-sadakari.com/products/ts1-k15090-long 

車イスにも対応可能な継脚付きの天然木テーブルです。脚本体にも継脚にも装着できるアジャスター付で、高さ調節だけでなくガタつき防止も可能です。サイズ展開が豊富で、1人用にも使いやすいコンパクトなものから家族みんなで使えるワイドなものまで揃っており、家庭の状況に合わせて選べる点も特徴です。

 そして、天然木ならではのやさしさや暖かみが感じられるだけでなく、全体的に丸みのあるフォルムとなっており、安全にも配慮しています。天板は適度な厚みがあり、握力が弱くなった方は手を置いて身体を支えることができます。手をついた瞬間のヒヤッと感が少なく安定性も高いため、体重をかける際の安心感があります。

 

握力の変化に寄り添う家具でより快適な暮らしを

 足腰の力が弱くなってくると、手の力も使って立ち座りをするようになるのが一般的です。しかし、握力も徐々に弱くなると、手にしっかりと力を入れることが難しくなり、本人の努力だけでは補えなくなってきます。

椅子やテーブルは、握力の変化に対応しうるものを選ぶことで、より長く高齢者が車イスやベッドから離れて過ごせる可能性を高めます。手に力が入りやすい椅子や、安心して身体を預けられるテーブルを選んで、日々を快適に過ごせるよう目指してみませんか。